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第一印象をアップグレードする方法
- 2023.12.29
- 人間関係
「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」とは偉大なるリンカーンの言葉。
確かに、美人でも意地悪そうな人はなんとなく喋ってみると意地悪だし、
優しそうな人は話しかけると、やっぱり優しい。
そうやって人のことも、意地悪そう、とか優しそうとか、自動的に思っているんですよね。
そんな「自分の印象」を判断しないでよ、と止めることはできません。
第一印象は思ったより大切
印象は出会ったはじめの6秒で相手にインストールされ、それが消えるのに、なんと2年かかる。
というデータがあります。
この6秒を軽視する人が多い、
そして
自分の影響力を軽視する人が多いと、
思います。
それが、仕事の面接じゃなくても、
それがお見合いの席や、
好きな人とお茶をする時でなくても、
自分の影響力に責任を取らなくちゃな、と
このデータを見たときにワタシは思いました。
皆さんは第一印象をちゃんとコントロールしていますか?
たった6秒であなたの印象は変わるとしたら、その6秒をどうプロデュースしますか?
第一印象をアップグレードする
ワタシのおすすめは、
1、視線を合わせる。
(相手の目を見る。)
2、笑顔で。
3、声を出して「こんにちは」と挨拶。
この3つはめっちゃくちゃ重要。
もう本当にめっちゃくちゃ重要です。
多分これで6秒くらいだと思います。
初対面じゃなくても、
毎朝同じ人に会うでも、
この「はじめの6秒」を大切に。
それだけで、印象が変わります。
ホントです。
JALの機内でCAが注意している第一印象
JALで働いていた時、
お客様が搭乗してから座席に座るまでの間に「機内の第一印象は終わっている」と学びました。
お客様が機内に乗り込む瞬間、ほとんどの方が足元の段差をご覧になりますが、大切なのはその後。
お客様が足元から機内に視線を移したときに、誰がお客様の目を見て笑いかけているか?
誰も見ていないのでは、お話にならない、と。
目を見て「いらっしゃいませ。ご搭乗ありがとうございます。」と微笑みかけることが
とても重要だと言うことを叩き込まれました。
優れた歌舞伎役者の条件
一声二振三男(いちこえにふりさんおとこ)
一声二顔三姿(いちこえにかおさんすがた)
などと言われます。
立ち姿、見た目も重要ですが、特に重要なのは声。
口跡(こうせき)と言う言葉がありますが、口跡は役者の財産という意識があるんです。
口跡とは、言葉遣い。話しぶり。俳優の台詞の言い方、言い回しとその声色のことを言います。
メラビアンの法則
この法則を耳になさった方もたくさんおられるでしょう。
1971年にUCLAの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したもので、気持ちや感情を人に伝えるときにその人の印象はどんな情報に基づいて決定されているのか?を検証したものです。
結果、3Vの法則が提唱されました。
3Vとは、下記の3つでその割合は、
55%が Visual(視覚情報) 見た目や仕草、笑顔などの表情、視線
(相手の目を見る。)
38%が Vocal(聴覚情報) 口調、声の大きさや強さ、声質、話すスピード
と言う結果になりました。
この結果から、見た目と声さえ良ければ何を言ってもいい、というわけではありません。
しかし、見た目と会話の内容に矛盾がある時は、見た目の方が相手に強く印象に残るのです。
不機嫌そうに「ありがとう」と言っても伝わるのは、感謝じゃなく不機嫌そうである、と言うこと。
お腹を押さえながら眉間に皺を寄せて「大丈夫です」と言っても、伝わるのはお腹が痛そう、と言うこと。
本当にどの分野でも、見た目と声が重要である、と言うことです。
あなたの第一印象をデザインする
見た目が重要なことはお伝えできたかと思います。
印象は身だしなみだけではなく、視線、表情や口跡も影響が大きいのです。
清潔感のある身だしなみプラス、表情や声に是非意識を向けてみてください。